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職業に貴賎はないか?

子供のころ、永遠に続くとも思われた“学生”という身分は、今振り返るとあっという間の出来事だった。

今では、永遠に続くとも感じられる“労働者”という身分に、私を含めた多くの大人達が震撼させられているにちがいない。

運よく今の仕事に就くことが出来た私は、お客さんに喜びを与える職業に大変やり甲斐を感じているし、収入以上に沢山のものを得ていると日々感謝している。

自分の子供達には、一切、親の個人的な思いや期待を押し付けないことを心掛けているが、社会に出るまでの短い時間に自分の職業や将来像について悩み抜くことだけは、ものごころがついた頃から口をすっぱくして言い続けている。

人生の大半を費やすであろう『労働の時間』を、より有意義に過ごさせてやるために、「どうせ働くのだったら自分が好きな分野かせめて人から感謝される職業に就かせてあげたい。」

そのことだけは、親の意志を押し付けさせてもらう。

矛盾。

対行政の仕事をしていると多くの矛盾を感じることがある。

つい先日も、全く同じ内容の申請をしたにもかかわらず、許可の範囲に差があった。

納得いかない結果には必ず理由を尋ねることとしている私に対して、窓口の説明はしどろもどろだった。

前例踏襲主義を掲げる行政には、当然彼らが不利となる前例も踏襲すべき義務があると考えるが、ある方に言わせると、「行政の裁量に口を挟むべきではなく、申請者に有利な前例があったとしてそれと違った結果が出たとしても行政の判断を尊重してそれを甘受すべきだ。」とのこと。

私はそれは「違う」と思う。

お金を払って依頼してくれているクライアントの「意志」こそ尊重すべきであり、行政側の意志を尊重すべきだとのその人の考えには到底賛同出来ない。

我々は、物言えぬ依頼者のためだけに汗をかくべきで、行政側の事情など依頼者の利益になること以外に考慮する必要などないと考える。

特に私の事務所のほとんどのクライアントが外国人であるため、彼らの「意志」を尊重することに今度も全力で取り組もうと思う。

東京入国管理局。

久しぶりに東京入国管理局へ申請に行った。
まず驚いたのは、品川駅の暗さだ。
節電のために照明を極限まで落としてるようで、非常に暗い雰囲気だった。
東電管内でしかたがないが、日本の首都の窓口の一つと考えると、元気のない日本を象徴しているようで悲しい気持ちになる。
それでも人の波は相変わらずの勢いで、先日行ってきた大阪駅の「ルクア」など到底及ばない。

入管の窓口は思いのほか空いていて、予定よりも早く切り上げることが出来た。
東京に行ったついでに会っておきたい人もいたが、スケジュール上「品川駅⇒入管」の最短コースで帰阪となった。

帰路、やはり沢山の着信に見舞われた。

新幹線に乗るといつもこうなので覚悟はしていたが、相変わらず携帯がなるタイミングの悪さにはストレスを感じる。

okfcサポーター。

阪神タイガース以外にスポーツチームの応援などあまり興味が無かったが、私の親友が監督を務めるサッカーチームのサポーターになったつもりだ。

Jリーグなどで狂ったように熱心に声援を送るサポーターの姿を見て、「人の応援せんと自分が頑張れ!」と感じていた自分が、観客席で固唾を飲んで試合を見つめていることに人間の身勝手さを再認識した。

20人近くの若者を率いてこれまで誰もなしえなかった在日コリアンサッカークラブのリーグ昇格を果たした友人に、少しでも助けになればとサポーターを探してはいるが、長引く不況で自社のクラブチームすら解散させる大手企業が多い中、なかなか思うようにはいかない。

それでもスポーツ選手として上を目指す若者達の姿を見て少しでも励まそうと、多くの方からの応援も得られ始めているようで、私も微力ながらサポートを続けようと思う。

次節は、5/21(土)万博大阪球技場 14:30キックオフ。

対戦相手は、?ルネス学園甲賀となっている。

以下のサイトからokfe(大阪コリアンフットボールクラブ)の試合日程が見られますので、サッカーに興味をお持ちの方、是非試合会場に足を運んでください!
http://www.okfc.jp/  [試合観戦は入場料無料]

帰化申請手続について。~その3~

前回は、帰化手続に必要とされる申請書類や添付書類についてご紹介しまし。

今回も引続き書類の集め方についてのご紹介です。

前回に、自ら行うことのデメリットと専門家へ依頼することのメリットについて話しましたが、それでも自分でしてみると言う方はこのブログをご活用ください。

本日ご紹介する書類は、韓国籍の方限定となりますことをはじめにお断わりしておきます。

韓国籍の方の場合、「国籍・身分関係を証する書面」として、韓国の基本証明書、家族関係証明書、婚姻関係証明書、入養関係証明書、親入養関係証明書、また除籍謄本などを求められることでしょう。

はっきり言って、この「国籍・身分関係を証する書面」の入手が非常に困難なのです。(在日の方の場合です。ニューカマーはそうでもない。)

なぜかと申しますと、私のホームページ(http://shon.jp/korean/index.html)にも書いてある通り、在日3世以降の人間の多くは韓国の身分登録情報の根源である「家族関係登録簿(昔で言う戸籍簿)」の整理(自身の出生や父母の婚姻など)がなされていないためであります。

在日コリアンの方が「国籍・身分関係を証する書面」として上記に挙げたの各書類を入手しようと思ったら、先ずはその整理手続からはじめなければならず、中にはその整理手続だけで1年以上の時間を費やさなければならない方もいらっしゃいます。

在日コリアンの方は特に事前に確認をされた上で、帰化のスケジュールを組まれることを勧めます。

次回は韓国籍の方の「国籍・身分関係を証する書面」の入手方法について、ご案内します。

[次回へ続く]

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