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憤慨一覧

労働の対価、犯罪の代償。

今日、ショッキングなことがあった。

妻がいつも利用していた街の魚屋さんの店主が、窃盗罪で逮捕されたのだ。

私の自宅からわずかな距離で、いつも安くて良い品を置いていると妻から聞いていた。

私もたまに通りかかると、奥さんと思われる女性と店主が一生懸命に働いている姿を目にした。

朝早くから夜遅くまで店を開けて、店の前にも水槽やコンロが並べてあり、本当にまじめに労働しているのだなと感じさせるお店だった。

しかし、実際は報道にあるように盗んだ魚を売っていたのか、、、

私の自宅の周りはかなり治安が悪く、1年の内に数人が殺されるような地域だが、今回の事件は本当にショックだった。

小さな赤ちゃんを背負って店番をしていた女性(奥さんと思う)の姿が忘れられない。

店主には罪を償ってもう一度まじめに人生を歩んでほしいと願う。女性に背負われていた赤ちゃんも一緒に。

自然災害と人災と。

大阪に生まれて良かったと思う時が、台風のシーズンだ。

何故か毎回大阪を避けていつの間にか居なくなっている。

さすがに今回の巨大台風には幾分被害を覚悟したが、見事にそれた。

隣の奈良や和歌山では甚大な被害で死者や行方不明者も多数でているのに。

犯罪数が多くヤクザの数も多いこの大阪が、自然災害からは守られていることを不思議に感じる。

それにしても今年の日本は地震に放射能汚染に台風にと、あらゆる災厄にみまわれてしまった。

また、毎年3万人が(表現は悪いが)コンスタントに自死を選び、若い親が乳飲み子を放置し・殺し、かと思えば年金欲しさに親の死体を子供が隠し、、、、

といった人災もまた頻出して、健全な心を維持するのが大変な1年になってしまった。

この国はいったいどこに向かっていくのやら。

何にせよ、国の根本を成す子供の教育と悪事を働く悪い奴らの取り締まりに、どじょう総理とその仲間達に命がけで取り組んでいただきたいものだ。

1年の3分の2を過ぎたばかりだが、今年亡くなられた多くの無垢な命に合掌。

物事を見つめる観点。

この仕事を続けている内、ふと自分が理屈っぽくなっていると感じることがある。

単純に考えると何でもない世の中の事象を、法律や人権を過大に意識して一般的ではない捉えかたをしてしまっていると感じることが多い。

いわゆる『職業病』かとも思える思考に対する疑心が、他者との話の中で垣間見えてしまう。

自分自身で認識できている内は重病ではないと妻に言われたが、現在の仕事を辞めるつもりも無く、このまま続けると非常に理屈っぽい大阪のオッサンが誕生するのは時間の問題だ。

仕事上の思考と私生活でのものの考え方のバランスも考えていかねばならないと感じる。

しかし、社会で起こる大小さまざまな『理不尽』を吸収してしまいやすい性質なのか、ここ最近生きていて辛いことのほうが多いと感じるようになってきた。(多くの人がそうなのでしょうが・・・)

それでも、息子の笑顔が写った写真を見て直ぐに立ち直れる私は幸せかも知れない。

矛盾。

対行政の仕事をしていると多くの矛盾を感じることがある。

つい先日も、全く同じ内容の申請をしたにもかかわらず、許可の範囲に差があった。

納得いかない結果には必ず理由を尋ねることとしている私に対して、窓口の説明はしどろもどろだった。

前例踏襲主義を掲げる行政には、当然彼らが不利となる前例も踏襲すべき義務があると考えるが、ある方に言わせると、「行政の裁量に口を挟むべきではなく、申請者に有利な前例があったとしてそれと違った結果が出たとしても行政の判断を尊重してそれを甘受すべきだ。」とのこと。

私はそれは「違う」と思う。

お金を払って依頼してくれているクライアントの「意志」こそ尊重すべきであり、行政側の意志を尊重すべきだとのその人の考えには到底賛同出来ない。

我々は、物言えぬ依頼者のためだけに汗をかくべきで、行政側の事情など依頼者の利益になること以外に考慮する必要などないと考える。

特に私の事務所のほとんどのクライアントが外国人であるため、彼らの「意志」を尊重することに今度も全力で取り組もうと思う。

茂木健一郎氏とホーキング博士

日曜日に茂木健一郎氏の講演を聞きに行った。

JCIという団体の主催したものだ。

いつもそうなのかそれとも大阪人用に加工したのか、テレビで見る顔と違ったざっくばらんな感じだった。

話の内容は、「人と人との繋がり」についてフェイスブックなどを引用した構成となっていた。

特に私の心に響いた言葉は無かったのだが、某地方政治家(首長)が差別的発言を繰り返すのを「彼は、彼らに対する警戒心から差別的発言をしている小心者で、その警戒心や恐怖心を取り除いてあげると助けてあげられる。そのためには繋がりを持つことが大事で、それによって差別がが無くなる」といった話が耳に残っているのだが、果たしてそうだろうか?

長年差別と偏見で苦しい思いをしてきた方々からすれば、そんなに簡単に、フランクに差別問題を語ってもらいたく無いものだろう。

私自身、「三国人」の末裔として某政治家を含め数多くの日本の識者(その多くは政治家)の心無い発言に傷つけられてきましたから。

脳科学者として、もう少し深く掘り下げた話を聞かせて欲しかったと思ったりもした。

話は変わりますが、ネットのニュースであのホーキング博士が天国を否定し、 その存在について「暗闇が怖い人間のための架空の世界」と発表したとのこと。

私自身同様の考えを持ってはいたものの、世界的科学者の発言として聞くと若干の恐怖も感じた。

『この世に生まれた存在意義を一生をかけて悩み抜き、そして死ぬ間際にその答えを見つけることができるものなんじゃないか』と、再認識するニュース記事だった。

他者を妬んだり、特定の集団を差別する時間や考えは捨てて、自身の存在意義をもっと肯定的に感じて死んでいってもらいたいものだ。

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