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ブログ記事一覧
価格ドットコム。
- 2012.03.02(金)
- ただいま休憩中・・・ , 日本語 , 行政書士
最近は事務所のホームページを見てお電話をくださる方が増え、ホームページのありがたみとブログ更新の必要性を実感します。
(ブログ更新は少しサボり気味になってしまっていますが・・・)
ホームページからの依頼は、韓国からのVISA関連業務と在日コリアンの本国戸籍(家族関係登録簿)整理業務がほとんどです。
依頼者(と言っても受任に至る確率はそんなに高くは無いが)の多くが一番気にかけているなと感じるのは、『料金』について。
当事務所では特にホームページ上で料金表を掲げているわけではないので、事務所選びをされているお客様にとっては当然気になるところでしょう。
料金を決めていないわけではありませんが、他の事務所のホームページを見ても料金表等を表示している事務所とそうでない事務所は半々くらいに感じます。
たまに他の事務所の料金を参考にしようとホームページを見ますが、正直言ってその低価格に驚かされることが多いです。
『どうしたらそんな価格で受任できるの?』と思わざるを得なくなるほど、この業界(士業界)での価格破壊が進行しているように感じます。
“ユニクロ”の出現によってフリースをはじめとする衣料品の価格破壊が行われたように、我々の業界でも着実にその波が押し寄せてきているように感じてしまいます。
(そのうち士業版の“価格ドットコム”など出てきはしないか、戦々恐々である!)
僕達ができることは、“いかに質を落とさずに仕事をこなすか”と、それに対する報いとして“どれだけ多くのお客様に納得して料金を支払っていただくか”を常に考え工夫していくことだと思います。
分ってはいながらも、日々の業務に負われて『上手にお金を稼ぐ術』をなかなか磨けないでいる不器用極まりない自分が、非常にもどかしいのです、、、
いじめについて。
いまだに後を絶たないいじめによる自殺者。
今日も新聞に中学2年生の子供を亡くした父親のコメントが出ていた。
『息子と見たい世の中があった。
亡くした息子が連れてきたであろう嫁となる女性やその二人の間に産まれたであろう孫達との未来が、、、』
何と悲しいことだろう。
だが、それだけではないのだ。
孫にもやがて妻ができたであろうしその二人の間にもまた子供が産まれ、、、
脈々とつらなる人の歴史を“加害者”達が絶ってしまったのだ。
学生時代、間違いなくいじめに遭うタイプではなかったが、ともすればいじめる側に立っていたのではないかと今思い出すとおぞましい。
子供達に自主的に自覚をもたせるのは至難の技で、“常にいじめの加害者たる学校”と“子供を見守る大人達の視線”だけが、いじめを防止する唯一の方法なのではないだろうか。
コリアン・タイム。
先日、依頼者の要望で、ある契約の場面に付き添うことがあった。
約束の時間に約束の場所で車に乗せられると、途中で別の方が便乗してきた。(この時点で車内は私を含めてコリアン6人)
だが、その女性の表情は何故だか怒りぎみだった。
なんでも約束の時間に来なかったことで、待たせている日本の方に申し訳ないと怒っているらしく、ブツブツ言い始めた。
女性いわく、『韓国人は日本に来てもコリアンタイムだ。日本では通用しない!』と。
その女性が何度も口にする『コリアンタイム』と言いう言葉に、今度は同乗していた男性が『あんたも同じ韓国人だろうが!』と怒り出し、車内は物々しい雰囲気に。
何とかたどり着いた目的地でもひと騒動あったが、契約は無事に完了した。
確かに普段僕が接する韓国人達も時間を守らない人が居るには居るが、皆が皆そうかと言うと、そんなことは無く、キッチリした方も沢山いらっしゃる。(ちなみに、時間ではなく日にち遅れもたまにある。)
とにもかくにも、韓国人の前で同じ韓国人が『コリアンタイム』を連呼しては、無用の騒動を引き起こすだけなのであった。
思想良心の自由。
- 2012.02.15(水)
- 国籍・家族関係登録(戸籍) , 日本語
日本国憲法19条は、
『思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。』と定める。
また、大韓民国憲法はより厳格に、
『すべての国民は、私生活の秘密と自由を侵害されない。(第17条)』
『すべての国民は、良心の自由を有する。(第19条)』と定める。
先日、韓国のとある領事館で行われた『国籍回復説明会』(※注1)での領事館側の説明において、以下のような発言があったそうな。
領事館職員:今後あなた方は、大韓民国の国民として生きて行くことになります。朝総連やそれに関係する朝鮮学校、朝鮮商工会、金剛山歌劇団などの団体とお付き合いすることは、くれぐれも控えるように。
私がその場で直接耳にしたわけではありませんが、上記説明会に参加した数名からの情報提供でもあり、このような説明が行われていることは事実でしょう。
フェイスブックにもアップされていましたが、在日コリアン数名が在外国民への韓国選挙権付与の要件となっている『韓国パスポート所持』について韓国内で不服申立を行ったとのことですが、いったい在日同胞は本国で(特に政治家から)どのような存在として理解されているのでしょう。
先日もある韓国人ニューカマーに言われたことは、『在日コリアン達はどのような存在として今後生きて行くのか。私達から見ると中途半端でとても可愛そう。』だと。
その答えは、『日本へ帰化するもよし、朝鮮国籍を維持するもよし、大韓民国国民として朝総連やそれに関係する朝鮮学校、朝鮮商工会、金剛山歌劇団などの団体とお付き合いすることなく生きて行くこともよし。』であるのか。
注1:国籍回復説明会~外国人登録の国籍欄が朝鮮となっている者が国籍を韓国に変更するために要する在外国民登録手続の一環として行われる説明会。外国人登録の住所地を管轄する駐日領事館にて定期開催されている。
☆本ブログの内容は、掲載日時点の情報を元に作成されたものです。
コミュニケーション難民。
- 2012.02.14(火)
- ただいま休憩中・・・ , 日本語
仕事柄、ハングルでの会話が日本語の会話を上回ることが週に数日続くことがあるが、最近特に言葉の壁にブチ当たることが多い。
懇切丁寧に順序だてて説明しても、相手が理解してくれないことにはそれに費やした時間と労力が無駄になってしまう。
そうならないよう、メモを書き、図を示し、必要とあらば具体的事例を紹介して説明するが、なかなか相手に伝わらない。
そんなことがここ数日続いている。
相手が韓国から来たホヤホヤのニューカマーの方であるがゆえ、『文化の違い』だと一言で片付けていたが、やはりそもそもの根本は僕自身のハングル能力にあるようだとの結論に至った。
否。それだけではなかった。
日本語での説明にしても、知らず知らず専門的な言葉を並べたて、お客様本位の応対を怠ってしまっているのではないのかと考えてみた。
確かに、この仕事を始めた頃は、自分自身も手探りで、あらゆることを調べながら、学びながら、お客様とともに成長したはずだ。
それが今では、ある程度(ベテランの先生方からすればまだヒヨコですが・・・)の経験を積んで頭でっかちになってしまっているのではないか? 不親切な対応をしているのではないか? と、いろいろ考えてみた。
意思疎通は互いに理解しあおうとするコミュニケーションによってのみ行い得る。
そんな簡単な答えを出すのに思いのほか時間をかけてしまった。
明日からは初心に戻って分かりやすく丁寧な言葉で話しかけようと思う。
あと、ハングルのボキャブラリーを劇的に増やさなければ!と感じるのだ。