本記事一覧
在日コリアン、みんなはじめは「朝鮮籍」だった。では「朝鮮籍」とは何か?
- 2021.09.17(金)
- 国籍・家族関係登録(戸籍)
在日コリアンの国籍について面白い書籍を見つけました。
読み進むうちに本は赤線だらけになりました。
仕事上、朝鮮国籍の方からの相談を度々受ける僕にとってはとても勉強になったこの本。
読み解くと、結論は日本の住民票の国籍欄に「朝鮮」と表示されている者は無国籍と考えていいんじゃないかと言うこと。
日本に住む「朝鮮籍」在日コリアン=「北朝鮮支持者」との誤解が解けます。
詳しくは書籍を読んでみましょう。とても勉強になります。
Kindle版も出ています!
ちなみにこのブログのタイトルにある通り『全ての在日コリアン(特別永住者)の国籍ははじめは「朝鮮」でした。その後日本と韓国が国交を結んでから韓国表示に変えられるようになった』事実はあまり知られていません。
『人新世の資本論』が一面広告を打ってましたね。
- 2021.08.26(木)
- ただいま休憩中・・・
本のタイトルですが、僕は今年のはじめに電子書籍で購入して一気に読み終えました。
巷でやたらと騒がしいSDGsを真っ向から否定して未来を生きる子どもらのために今を生きる大人たちがどう行動すべきかの指針が示されています。
読み進めるほどに疑う余地のない説得力に今更ながら『ゴミの分別』をちゃんとする様にしました。
この書籍は是非子どもたちに読んでほしいです。そして大人たちの行動を監視しましょう。グレタさんのように。
そんな貴方におすすめの映画は『グリーンブック』。書物なら『砂の器』でしょうか。
- 2021.07.15(木)
- 憤慨
ある日の出来事。
『外国人が集う役所』の入口で開庁を待って並んでいたところ、列を成す外国人の検温をしている警備員がいました。
その警備員が手にしている装置はよく見る市販のもので、額の近くに当てがい体温を測るもの。
彼はそれを外国人のおデコに押し付けるようにして検温をしており、キャップを被っている黒人男性にはキャップを取るように顎で指図しているではありませんか?
その行為に憤慨した僕は彼が検温を終えたあと近づいていき猛抗議(70を超えた彼に抗議したところで彼が自分の行為を悔い改める可能性はゼロだが)。
彼の行為が万人に対するものか外国人のみに行われたものかは分かりませんが、見ていてとても耐えられませんでした。
妻にこの話をすると『いつもの被害妄想、過剰反応や』とお叱りを受けるだろうが、、、
『三たびの海峡』と言う小説を読みました。
- 2020.01.15(水)
- ただいま休憩中・・・
徴用工問題など、過去に囚われ最近隣国として協力関係がなかなか築けない日韓です。
両国にルーツを持ちなおかつ両国に仕事の糧をいただいている身としては大変心苦しい限りです。
昨年は日韓関係悪化の影響により思ったように事業実績が上がりませんでした。
紆余曲折を経て、何とか真のパートナーシップが結ばれることを願います。
徴用工問題について、小難しい文献ではなく高卒の僕にも理解しやすい小説から情報を得ようとタイトルにある『三たびの海峡』と言う小説を購入、年内に読破しました。
この小説の存在は前から知っていましたが読むきっかけを与えてくれたのは許永中と言う人物が描いた自伝『海峡に立つ』を読んだからでした(この小説を読むきっかけを与えてくれた以外特に内容を憶えていません、、、)。
小説の作者が日本人作家であることが僕にはなんだかありがたく、客観的取材に基づいていてそれでいてかなり抑え気味(日本に配慮して)に執筆したとの情報も僕に「読んでみたい!」との意識を芽生えさせてくれました。
歴史の検証は見る角度によって千差万別ですが真実は一つしかないと思います。
この小説によって真実が見いだせることはもちろんありませんでしたが僕の中の『見る角度』が広がったことは間違いないように思います。
『ジニのパズル』、本年の芥川賞受賞を逃した在日コリアン作家の作品を読んでみた件。
- 2016.07.28(木)
- ただいま休憩中・・・
村田沙耶香さんの『コンビニ人間』と言う作品が今年の芥川賞を受賞しましたね。
彼女のインタビューを聞いてみて是非読んでみたいと思いました。
しかし、僕が先に目が行ったのは崔実(チェシル)と言う作家名。
しかも作品のタイトルも『ジニのパズル』とある。(いつまでも在日コリアンミーハーな僕なのであった)
早速Amazonで発注、手に取ってみた。
正直、大人(と言うより初老)の僕が読むには少し物足りなさを感じた。
これを民族学校へ通う娘へ進めて大丈夫だろうかと思いながら、「一度読んでみるといい」と言って娘の手へ。
何も知らない娘は「ちょうど夏休みの読書感想文にいい!」と言っていた。
娘がどのような感想文を書くのか、その中身に興味津々の父であった。
お終い。
⇒こちらから『ジニのパズル』について群像新人文学賞を受賞した崔実(チェシル)さんのインタビュー記事が見れます!