ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 日本語未分類映画朝鮮国籍
  4. 昔読んだ東野圭吾さんの『手紙』という小説について、最近色んな場面で思い出してしまうこと。

昔読んだ東野圭吾さんの『手紙』という小説について、最近色んな場面で思い出してしまうこと。

稀代の売れっ子小説家、東野圭吾さん。

生まれも育ちも大阪市生野区で、通っていた中学は僕の家から徒歩1分のところにある。

更に僕が通っているヘアーサロンは、東野圭吾さんの実家後地に建ったマンション1階にある。

僕の妻が彼の小説をよく読んでいたのだが、僕もそれにつられていくつかの作品を読んだ。

(最近映画にもなった『夜明けの街で』は、夫としては身震いするような恐ろしい内容だった。)

その中でも印象に残っているのが『手紙』という作品です。

映画にもなっている作品ですが、テーマとなっているのは(あくまでも一読者の立場でそう感じるのだが)『差別』だ。

そしてもうひとつのテーマは、『差別の連鎖』。

殺人犯の弟が、自分では拭いようもない境遇と自分自身の中の葛藤とを背負いながら生きていく姿を描いている。

この小説を読むまでは、『差別は絶対悪で差別を根絶すべく人間は皆戦わなければならない』などと理想論的な考えを持っていたが、『差別はなくならず、人間が生きていくうえで死ぬまで付き合わなければならないとても怖いもの』だと思うようになった。

今日、ネットで目にした拉致被害者家族の横田夫妻の記事(週刊朝日 2012.5.18号掲載)を見て、彼らの心情を理解するまでには到底至らないが、小説の主人公では無いが、負うべき『責任』について考えさせられたのだ。

加害者、加害者の子、加害国の国民、加害国の海外同胞や団体、、、

お終い。

※ちなみに映画版の『手紙』もとても感動的でお勧めです!僕の好きな俳優(玉山鉄二と山田孝之)と大嫌いな女優(?)が出てます。

日本の生活でお困りのことはご相談ください
06-6766-7775 土・日・祝日も相談OK 受付/9:00~20:00