VISA・在留資格関連一覧
受刑者に会いに面会に行ってきます。
- 2017.10.18(水)
- VISA・在留資格関連 , 在留特別許可
過去、不法滞在をしていたある女性が、法律を犯して懲役に行っています。
その方には高齢のご主人がいまして体調はすぐれません。
最初にお手伝いしたのが不法滞在からの脱却の仕事。
2年がかりで在留特別許可を得て女性は晴れて正規在留者の身分を得ました。
安心したのもつかの間、その3年後に男性からの連絡で女性が懲役に行っていることを知りました。
男性は出所後にもう一度日本で一緒に暮らしたいと再度僕にビザ取得(在留特別許可)の依頼をされました。
3度目になる女性の『失敗』をまた許そうとする男性に、「あなたがそうしたいのならお手伝いします。」と言うしかありません。
しかし、出所した女性に待ち受けるのは厳しい道のりです。
間違いなく退去強制命令が下るであろうし、その後も強制出国を防ぐためにも勝ち目の薄い裁判を闘わなくてはなりません。
夫婦が納得いくまでお手伝いすることとなりそうです。
憂鬱なのはこの事件を引き受けてくれる〝殊勝な弁護士〟を探さなければならないことです、、、
結婚に年齢制限はございません。高齢夫婦の結婚ビザの話。
- 2017.10.17(火)
- VISA・在留資格関連 , 入国管理局情報 , 判例情報
先日相談に来られた韓国人女性は、ご主人が80を超えた日本人でした。
生活保護受給中で「安定した生計維持が望めない」との理由で結婚ビザが不許可になり、不服申し立ての訴訟(処分取消訴訟と義務付け訴訟)をしているとのこと。
1審の判決は出ているようで、判決文を見せてもらった。
全面敗訴、「訴訟要件も備えていない」と裁判所。
この手の案件で裁判をやってもなかなか勝てない。
一外国人が日本の国にケンカを売るようなものだから。
国によるよっぽどの人権侵害、重大な判断ミスがあれば別ですが、そこに費やす<時間>、<お金>、<体力>を考えると、再申請の道が正道だと思います。
それでも昔ある東京の弁護士が、「大阪を含め他地域の弁護士ももっと入管訴訟をやった方がいい」と語っていたことをつい思いだす。
偽装結婚をあっせんしたとして日本人男性が逮捕されました。
- 2017.10.03(火)
- VISA・在留資格関連 , 入国管理局情報
今年は前年までに比べてビザ申請の件数が増えているように思います。
入国管理局窓口の混雑具合からしても、相対的に在留外国人数は増えているように思います。
「技術・人文知識・国際業務」や「経営・管理」などいわゆるビジネス系のビザ申請が多数ですが、報道にあるような結婚ビザ(日本人の配偶者等、永住者の配偶者等)の依頼もちらほら。
いつも思うのですが、確かに偽装結婚を経て永住権までたどり着いた強運の持ち主もいるのでしょうが、僕が出会った偽装結婚経験者はそのほとんどの人がひどい目にあっていました。
そもそも『嘘の婚姻届一枚を役所に提出するだけじゃないか』と軽い気持ちで踏み込んでしまうのだと思いますが、だます相手は日本国。
国を相手に詐欺を働くようなもので、そんな大それたこと、本当にうまくいくと思っているのでしょうか?
入管も馬鹿じゃないのだから、とりあえず許可をあげておいてしばらくしてから実態調査を始めるくらいの工夫はしていますよ。
在留資格「定住者」への変更について。
- 2017.09.29(金)
- VISA・在留資格関連
「日本人の配偶者等」、「永住者の配偶者等」の2つの在留資格(ここではわかりやすくビザと表現します)があります。
いわゆる『結婚ビザ』というやつです。
結婚を続ける限りこのビザは継続されるわけですが(別居はダメですが)、不思議なことに、今週、「日本人の夫が急死したので定住者ビザに変更したい」との相談が2件はいりました。
似た相談が続くことはよくあることなのですが、あまりに似ているので正直驚きました。(年齢や配偶者が亡くなった日時までそっくり!)
果たしてこの未亡人二人は「定住者」ビザを認められて無事に日本へ居続けることができるのか?
正式依頼となってはいますが、さらに深いところまで話を聞かせていただいて、彼女らの実情を入国管理局へ正確に伝えなければならない重要な仕事に取り組むことになります。
ここ最近の大阪入管の厳しい審査を突破できるか不安をいだきつつ、、、
自己主張をあまりしない日本の風習に慣れてしまった韓国人。
- 2017.09.27(水)
- VISA・在留資格関連 , ただいま休憩中・・・
日本で長く住んでいるというより、日本に生まれて本国で済んだこともない僕ですが、国籍はいまだに韓国のままです。
そんな僕は異国の地である日本で外国人のお世話をする仕事に携わって10年以上が経ちます。
様々な外国籍の方と接していると、日本という国がいかに礼儀正しく厳かで控えめな国民性であるかと実感します。
多分、グローバルスタンダードからすると異様なくらいに控えめな民衆なのでしょうね。
ここ最近、紹介されてネパールの方の仕事をお手伝いしていますが、ものすごく穏やかで優しい雰囲気の方たちでした。
ただ、自己主張の強さは他の外国人と全く一緒で、その柔らかい表情と穏やかな話しぶりとのギャップに戸惑ってしまう僕でした。
お終い。